シンプルな料金プランから生活スタイルに合わせた料金プランまで、幅広い料金プランで人気の『親指でんき』をご存知ですか?
ここでは親指でんきのプランやメリット・デメリットなどを紹介していきますよ。電力会社の切り替えを検討している人は参考にしてみてくださいね。
親指でんきとは?
親指でんきは「株式会社ユビニティー」が運営する新電力です。株式会社ユビニティーは「節電・節水コンサルティング事業」を行う目的で2012年に設立された会社ですね。
設立以来、17業種・10,000社以上のコスト削減に貢献しています。そして、2018年の1月には「小売電気事業者」に登録され、親指でんきのサービス提供を開始しました。
そんな親指でんきは基本料金0円や解約手数料0円、初期費用0円、切り替えリスク0など。多くの「0」を掲げています。用意されたプランなどは下記で紹介していきましょう。
親指でんきのプラン一覧
親指でんきでは以下のプランを提供しています。
プラン名 | 特徴 |
---|---|
いいねプランA | 基本料金0円+従量料金一律。関西・中国・四国エリア対応 |
いいねプランB | 基本料金0円+従量料金一律。北海道・東北・東京・中部・九州エリア対応 |
いいねプランC | 事務所や商店、飲食店などに向けたプラン |
ゲームプラン | 夜間の電気代が安くなるプラン |
わんにゃんプラン+ | ペットを飼っている方向けのプラン |
日曜から夜更かしプラン | 夜間の電気代が安くなるプラン |
動力プラン | 動力契約のある事業所など向けのプラン |
ビューティープラン | 美容室やエステサロンなど美容業界向けプラン |
「いいねプランC」「動力プラン」「ビューティープラン」あたりはややお店向けのプランですので無視してもいいかもしれません。
この中でおすすめなのは「いいねプランA・B」「ゲームプラン」「わんにゃんプラン+」あたりですね。それぞれ、どんな方におすすめなのか下記で紹介していきます。
親指でんき!3つのおすすめプラン!
親指でんきを利用するなら「いいねプランA・B」「ゲームプラン」「わんにゃんプラン+」がおすすめですよ。下記で向いている方の特徴やプラン内容を解説していきます。
電気を多く使うなら「いいねプラン」
親指でんきのプランの中で、最もスタンダードなのが「いいねプランA・B」です。A・Bの違いは単純に提供エリアですね。関西などはプランA、東京などはプランBとなります。
いいねプランの特徴と言えば、やはり“基本料金0円”でしょう。従来の電気料金は「基本料金+使った分の電気代」という形でした。
基本料金は契約アンペア数によって決定するのですが、ブレーカーを落ちないようにするためアンペア数を上げると基本料金が高くなり、逆にアンペア数を下げると基本料金は安くなるもののブレーカーが落ちやすくなるため、どのくらいにするか悩む方も多かったのでは?
しかし、親指でんきのいいねプランは基本料金0円で固定。今まで数百円~1,800円くらい支払っていた基本料金なしで電気を使用できます。
また、従来と違って1kWhあたりの価格が固定されています(従来は120kWhを超えると1kWhあたり20円から25円にアップなど、電気使用量に応じて単価が変わる仕組みでした)。
つまり、「電気を使った分(〇kWh)×エリアごとの1kWh単価」でおおむねの電気代を計算できるわけです。
電気をあまり使わず、契約アンペア数も低かった(基本料金が安かった)人だとお得にならないこともありますが、電気を多く使う家庭であれば、ほぼ確実にお得になると思われます。
あくまでも一例ですが、2人世帯なら年間8,000円以上、3人以上世帯なら年間16,000円以上もお得になると言われています。
ちなみに、基本料金0円+従量料金一律と言えば「Looopでんき」も有名ですね。実は親指でんき「いいねプラン」の従量料金と、Looopでんき「おうちプラン」の従量料金は同じです。
すなわち、どちらの会社を選んでも電気料金はほぼ変わりません。ただ、親指でんきには他にも豊富なプランが用意されています。
夜型生活の人には「ゲームプラン」
夜型生活の人には、夜間の電気料金が安くなる「ゲームプラン」をおすすめします。
ゲームプランは「業界初!eスポーツ業界×電気業界」をキャッチコピーとしたプランで、21時~翌5時59分までの電気代が12~20%割引されるため、仕事が終わった後にガッツリとゲームをやったり、家事をする方にぴったりです。
料金プランとしては、いいねプランと同じく基本料金は0円。また従量料金も一律ですが、昼間と夜間で単価が変わります。たとえば、東京電力エリアでは昼間が30.5円/kWhなのに対して、夜間は24.4円/kWhとなります。
なお、ゲームプランと同じく夜間電力が安くなる「日曜から夜更かしプラン」も存在します。こちらは22時~翌7時59分と夜間の設定時間が異なるものの、従量料金がゲームプランと同じながら基本料金もかかるため、ゲームプランより電気代が高くなりがちです。
ただ、ゲームプランが北海道エリアに対応していないのに対し、日曜から夜更かしプランは北海道エリアまで対応、といった違いはあります。
※ゲームプランは基本料金+電力量料金が4,000円を下回ったとしても、月の電気代が4,000円(税込)になります。ようは最低料金4,000円ということですね。電気使用量が少ない方は気を付けましょう。
ペットと暮らす人には「わんにゃんプラン+」
ペットと暮らす方には「わんにゃんプラン+」がおすすめです。
こちらの料金プランは、「いいねプランと同じ従量料金+従来の半額の基本料金」といった料金体制で、言ってしまえばいいねプランよりも基本料金の分だけ確実に高くなります。
代わりに、通常だと月700円かかるペット向けの有料サービスが無料になります。そのため、いいねプランと違って基本料金がかかるものの、トータルで考えればわんにゃんプラン+の方が安いこともあるわけです。
特典としては、「ペットのトラブルに関する補償の保険」「提携している施設・サービスの割引利用」「ペットの様々なお悩み相談サポート」「ペットに関する施設・サービスの無料紹介」などがあります。
なお、名前こそ「わんにゃんプラン+」ですが、犬・猫以外のペットも対象です。公式Twitterの情報によれば「フェレットやウサギ、熱帯魚など種類は問いません」とのことです。
他にもたくさん!親指でんきのメリットとは?
親指でんきには豊富なプラン以外にもたくさんのメリットがありますよ。
違約金・解約金がかからない!
親指でんきなら違約金・解約金はかかりません。よくある「契約期間中の解約には1万円の違約金がかかります」といったシステムがないため、もし合わなかったとしてもすぐ他に移ることができますよ。「違約金がないおかげで気軽!」などの口コミも少なくないですね。
マイページで時間別の電気使用量を確認できる!
今や当たり前となりつつありますが、親指でんきも公式サイトのマイページから時間別の電気使用量を確認できます。時間別の細かい電気使用量は電気代を節約する際などに役立ちますよ。
クレジットカード&口座振替に対応!
親指でんきの支払い方法はクレジットカード・口座振替となります。近年の支払い方法の豊富さを考えれば、大したことのないように感じるかもしれませんが、同じく基本料金0円を売りとする「Looopでんき」や「あしたでんき」はクレジットカードのみの支払いです。
その点、親指でんきは口座振替にも対応しているのですから、クレジットカードを持っていない方も安心ですね。
親指でんきのデメリットは?
親指でんきのデメリットも確認しておきましょう。
基本的に対象は30A以上の人
親指でんきは基本的に契約アンペア数が30A以上の人を対象としています。アンペア制を採用していない地域については関係ないのですが、アンペア制で10Aや20Aなど契約アンペア数が低い人だと対象外となってしまう可能性があります。
プランによって対応エリアが異なる
親指でんきはプランによって提供エリアが異なります。たとえば、今回おすすめした「いいねプラン」と「わんにゃんプラン+」は北海道・東北・東京・中部・関西・中国・四国・九州エリアに対応していますが、「ゲームプラン」だけは北海道エリアに対応していません。
また、残念ながら今のところ北陸エリア・沖縄エリアへの電力提供は行っていません。
検針票の発行にお金がかかる
電気料金や電気の使用量が書かれた検針票ですが、親指でんきでは発行に料金を設定しています。公式サイトのマイページで確認すれば済む話なのですが、どうしても紙の検針票が欲しい人だと、発行に毎月220円かかります(2019年11月末までは110円)。
なお、検針票の発行を希望しない場合は当然ながら料金は発生しません。
セット割りやポイント付与がない
今のところ親指でんきはガスやスマホとセットでお得になる仕組みを設けていません。そのため、ガスやスマホ・インターネットなどをまとめてお得にしたい、といった方には向かないでしょう。
また、楽天でんきのようなポイントサービスも存在しません。ただ、その分だけ料金がかなり安めに設定されています。セット割りやポイントが無いから駄目と割り切らず、一度、公式サイトの料金シミュレーションを試してみてほしいところです。
まとめ
基本料金0円のシンプルなプランから、夜間の電気代が安くなるプランや、ペットを飼っている方向けのプランまで用意した「親指でんき」はいかがでしたか?
ただただ基本料金0円のプランだけでなく、ライフスタイルに合わせて適切なプランを選べるのは嬉しいですよね。
他の新電力会社と比べて遜色ない料金設定となっていますので、ぜひ公式サイトの料金シミュレーションだけでも試してみてください。